皆さんは使い終わった油、どうされていますか?
「使った後は即捨てる」という方もいるかと思います。以前の私もそうでした。
しかし、それってもったいないですよね!
でも、家にオイルポットがないし、新たに物を増やすのも避けたい… 専用のオイルポットがなくても、500mlペットボトルで油を保存できるんです! ペットボトルならどこでも簡単に手に入りますし、油の不純物を取り除いて、冷暗所で保管するのがベストです。 ペットボトルを使った油の保存方法や管理のコツをお教えします。 賢く油を節約しましょう!
揚げ油をペットボトルで保存、全然問題なし!
まだまだ使える油を捨てるのは勿体ないですよね。 オイルポットがなくても心配無用です! ペットボトルで簡単に油を保存でき、専用の容器がなくても大丈夫。 家に余っているペットボトル、キッチンに溜まっていませんか? 我が家では常にペットボトルが溜まっており、これを再利用することにしました。 それでは、具体的な方法をご紹介します。
ペットボトルでの油保存に必要なアイテムとは?
ペットボトルを使って油を保存する際には、以下のものを用意しましょう。
- 500mlペットボトル
- 油濾過用具(茶こしや漏斗など)
- 濾過材(コーヒーフィルターやキッチンペーパーでもOK)
これらは家庭にあるもので十分です。
ペットボトルに油を保存する方法
揚げ物をした後、油をペットボトルに保存する手順を紹介します。 油の処理は意外とシンプルです。
- 油を冷ます
- 濾過用具に濾過材をセットして、冷めた油を濾す
- 油をペットボトルに移す
- 冷暗所で保管する これからそれぞれのステップを詳しく見ていきましょう!
1.<油を冷ます>
揚げ物をした後、最初に油を冷ましましょう。ペットボトルは熱に敏感ですから、油を移す前に十分に冷ますことが重要です。市販のペットボトルは耐熱性が異なりますが、一般的に最高耐熱温度は約85℃です。油はしっかりと冷めてからペットボトルに入れることが必要です。油が体温くらいまで冷めれば大丈夫です。
更に低い温度でも問題ありませんが、油が冷えると粘度が増すことがあります。体温くらいのとき、油はサラサラとしており、取り扱いやすくなります。また、この間に大きな揚げカスを除去しておくと、次のステップへスムーズに進めますので、それもお勧めします。
2.<濾過器に濾過紙をセットして、油を濾す>
油が適温に冷めたら、濾過紙を敷いた濾過器を使って不純物を取り除きます。濾過器には茶こし、漏斗、コーヒードリッパーなどが使いやすいです。
漏斗は特に便利で、ペットボトルの細口に差し込んで油を直接注げます。揚げ物を頻繁にする場合は、100円ショップで購入可能なので、手元にあると良いでしょう。ただし、漏斗は日常的に使うものではないため、持っていない家庭が多いかもしれません。そんなときは、別のペットボトルを使います。ペットボトルの上部をカットして逆さにし、コーヒーフィルターを挿入します。ペットボトルの口が合うようにしながら静かに油を注ぎます。これにより油かすを防ぎながら油を移し替えることができます。
濾過紙としては100円ショップで購入できるものを使うことができ、コーヒーフィルターやキッチンペーパーも効果的です。家になければ、意外と思われるかもしれませんが、ティッシュペーパーでも代用可能です。
3.<ペットボトルへの移し替え>
濾過した油をペットボトルに注ぎます。
4.<適切な保管方法>
ペットボトルに油を移した後、油が室温になるまで待ち、その後冷暗所で保管します。冷蔵庫での保管は必要ありませんが、油をより長持ちさせたい場合は、ペットボトルをアルミホイルで包むと良いでしょう。アルミホイルは油を酸化させる光を遮断し、鮮度を保つのに役立ちます。
揚げ油の適切な保存方法
油は冷蔵庫で保存すべきかどうか疑問ですか?答えは「冷蔵庫に入れなくても問題ありません」です。
油を冷蔵庫で保管すると少しだけ鮮度が保たれますが、低温で白濁したり、粘度が増したりして使用時に不便になることがあります。もし油が白濁してしまった場合でも、温めれば元に戻るので心配無用です。冷蔵庫での保管に問題はありませんが、通常は冷暗所での保管で十分です。高温や湿度が高くなる場所は避けて、適切な場所で保管しましょう。
油の保存方法で長持ちさせるコツ
油を長持ちさせるためには、油の劣化を最小限に抑えることが重要です。油が劣化する主な原因は「空気(酸素)」と「光」の影響です。これらにさらされると、油は徐々に品質が低下し、不快な臭いが生じたり、加熱時に煙が多くなることがあります。油をペットボトルなどの容器に保存する際は、以下の対策を講じましょう
• 容器の蓋はしっかりと閉めること。
• 透明な容器を使用する場合は、外部からの光を遮るためにアルミ箔で容器を包むと効果的です。
使った油の保存期限と適切な使用回数について
ペットボトルで使った油を保存し、再利用する方法を解説しましたが、この油はどのくらいの期間安全に使用できるのでしょうか?
再利用油の使用期限と交換のタイミング
油の交換時期は、一般的には再利用は2~4回が限度で、保存は2~3週間が推奨されます。 時間が経過すると油は劣化し、たとえ一度しか使用していなくても、2~3週間が過ぎたら廃棄すべきです。
古くなった油を使い続けると、腹痛や下痢、嘔吐などの健康問題を引き起こす可能性があります。そのため、油を再利用する際は、劣化の兆候を常にチェックしてください。 さらに、肉や魚を調理した油と、野菜の素揚げに使用した油では劣化の速度が異なることがあります。使用する食材や調理方法によっても、油の持ちが変わるため、これを考慮することも重要です。
油の劣化を見分ける方法
ペットボトルで保存した油がまだ利用可能かどうかは、油の様子を観察することで判断できます! 油の劣化を見分けるための主な指標は次の5つです。
油の劣化の識別ポイント
- 油の色が通常よりも濃くなっている
- 使用時に泡が多く発生する
- 独特の臭いが感じられる
- 加熱時に異常に煙が多く出る
- 冷めた後に粘り気が増す
これらのサインが見られた場合は、油の交換時であると考えましょう。
節約は重要ですが、健康を害するリスクを避けることがもっと重要です。
使用済み油の処分方法:燃えないゴミとして処理
使用済みの油の処分方法についてご案内します。使用後の油の処理は、実は多くの人が悩む点です。通常、使用済みの油は燃えないゴミとして地域のゴミ収集ポイントに出すことが推奨されます。ただし、具体的な廃棄方法は居住地の自治体によって異なることがあるため、自治体の指示や公式サイトでの情報を確認することが重要です。
決して油を排水溝に流すことは避けてください。
一般的に推奨される使用済み油の廃棄方法は以下の通りです
- 牛乳パックに油を入れて、燃えるゴミとして処分
- 新聞紙で包んだ油をポリ袋に入れて、燃えるゴミとして処分
- 油凝固剤を使用して油を固めた後、燃えるゴミとして処分
私が住んでいる地域では、燃えるゴミとして牛乳パックに入れて捨てる方法が一般的です。牛乳パックはリサイクルに回すことが多いですが、油を捨てるために一つ保持しておくと便利です。私の家では、使用済みのキッチンペーパーを牛乳パックに詰め、その中に油を注いで捨てています。この方法なら、油が漏れる心配もなく、コストも抑えられます。また、一部のスーパーマーケットでは廃食油の回収も行っているので、その情報も確認してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 油はペットボトルで保存可能です。
- 保存前に揚げカスを取り除くために油を濾してください。
- 保存した油は冷暗所に保管するのが最適です。
- 油を冷蔵庫で保存する必要はありません。
- 油の品質を保つには、空気(酸素)と光から守ることが重要です。
- 油の再利用は2~4回、保存期間は最大2~3週間が目安です。
- 油が劣化すると、色が濃くなり、泡が発生し、不快な臭いがする、加熱時に煙が多く出る、冷えると粘り気が増すなどの変化が見られます。
料理で使用した油はペットボトルに入れて再利用が可能です。使用できる回数は、使用する食材や調理法によって異なります。 油の状態を常にチェックして、最良の状態で再利用することが大切です。また、牛乳パックを使用する方法も一つの選択肢です。
日常品を再利用することで、不要なコストを削減し、環境にも優しいですね。毎日の暮らしにちょっとした工夫を加え、楽しく過ごしましょう!