ドーナツはお店で買うイメージが強いですが、実は家でもとてもかんたんに作れるおやつです。
ホットケーキミックスを使えば、材料の計量やこねる手間が少なく、短い時間で作ることができます。
とくに休日に、親子で一緒にドーナツを作る時間は、とても楽しい思い出になります。
でも、いざ作ろうとしたときに「ドーナツの型がない!」と気づいて困ることもありますよね。
そんなときは、わざわざ買いに行かなくても大丈夫です。
家にあるおわんや袋、スプーンなどを使えば、工夫しだいでかんたんに代用できます。
この記事では、ドーナツ型がなくても使える道具やアイデア、注意点などをわかりやすく紹介しています。
これから初めてドーナツ作りにチャレンジしたい人にも、すでに経験がある人にもきっと役立つ内容です。
焼く?揚げる?ドーナツ作りの基本と道具の違い
ドーナツ作りでは、まず「焼くタイプ」か「揚げるタイプ」かを決めることが大切です。
それによって、使う道具や型の種類が少し変わってくるからです。
どちらもおいしく作れますが、自分に合った方法をえらぶと失敗しにくくなります。
焼きドーナツを作るときに気をつけたいこと
焼きドーナツは、オーブンやトースターで焼いて作ります。
そのため、火に強い(耐熱)素材の型や器を使う必要があります。
シリコン型や耐熱ガラスのココットなどは安心して使えるのでおすすめです。
深さがあると、生地がふっくら焼けて見た目もかわいく仕上がりますよ。
焼くときには、型にくっつかないようにバターや油を少し塗っておくときれいに取り出せます。
揚げドーナツは道具の自由度が高い!
揚げドーナツは油で揚げて作るため、型の素材はそれほどこだわらなくて大丈夫です。
手で丸めたり、スプーンですくったり、自由な形にできるのが魅力です。
ただし、生地がやわらかすぎると揚げにくいので、型抜きしやすいかたさに調整するのがポイントです。
手に油を少しつけておくと、生地が手にくっつかずに作業しやすくなりますよ。
家にある道具で!ドーナツ型の代用アイデア
ここからは、実際に家にあるものでドーナツ型の代わりに使えるアイデアを紹介します。
どれもかんたんに試せて、片づけもらくちんな方法ばかりです。
クッキー型を使っておしゃれドーナツ
いつもとはちがう見た目のドーナツが作りたいときには、ハートや星のクッキー型を使ってみましょう。
外側はおわんで丸く、内側はクッキー型で好きな形に抜くと、かわいいドーナツができます。
子どもと一緒に「どの形にしようか?」と話しながら作るのも、とっても楽しい時間になりますよ。
マフィン型やシリコン型も大活躍!
家にあるマフィン型やお菓子用の型も、焼きドーナツにはぴったりです。
中に穴がなくても、焼きあがったあとでトッピングすれば、ドーナツらしさが出ます。
シリコン型なら取り出しやすくて片づけもらくちんです。
ビニール袋で絞り出しドーナツ
保存袋やビニール袋に生地を入れ、先の角を少し切ってしぼり出す方法です。
クッキングシートの上に丸く絞って、そのまま油に入れて揚げるだけなので、とっても手軽です。
洗い物も少なくてすむので、忙しいときにもぴったりな方法です。
絞り口の形を工夫すれば、かわいい模様つきドーナツも作れます。
手で丸めて形を作る
棒状にした生地をくるっと丸くまるめて、両端をしっかりくっつけるだけで、ドーナツの形になります。
くっつけるところには、少し水をつけてなじませると、はがれにくくなります。
とくべつな道具を使わないので、思い立ったときにすぐ作れるのが魅力です。
おわん+ペットボトルのふた
味噌汁用のおわんを使って外側を抜き、ふたで中心をくり抜けば、立派なドーナツ型になります。
おわんのサイズがちょうどよく、作業もしやすいです。
型に少し油をぬっておくと、生地がつきにくくて失敗が減ります。
ふたがなければ、小さなコップやデザート用グラスでもOKです。
アルミホイルで型を作る
アルミホイルを厚く折って、丸くまるめれば、自分だけのドーナツ型が作れます。
焼きドーナツを作るときにおすすめの方法です。
強度が足りないときは、中に牛乳パックを巻いて補強すると安定しますよ。
スプーンで丸いドーナツボール
スプーンですくってそのまま油に落とせば、コロンとしたドーナツボールができます。
中にチョコやジャムを入れてアレンジすれば、ちょっと特別なおやつになりますよ。
できあがったら、グラニュー糖をまぶしたり、チョコをかけたりと、見た目も楽しめます。
ドーナツ作りで気をつけたい型の注意点
なんでも代用できると思いがちですが、使わない方がいい型もあります。
ここでは、避けた方がいい型と理由を紹介します。
大きすぎる型は火の通りが悪い
シフォンケーキ型やホールケーキ型は、サイズが大きすぎてドーナツには向きません。
中まで火が通りにくく、焼き時間が長くなると外側が焦げやすくなります。
また、底が外れる型は、生地がすき間からもれてしまうこともあるので注意しましょう。
電子レンジでは金属・アルミはNG
電子レンジを使ってドーナツを作るときは、使う容器の素材に気をつけてください。
金属製やアルミホイル製の型は、レンジに入れると火花が出てとても危険です。
シリコン型やレンジ対応のプラスチック容器を使うのが安全です。
【まとめ】身近なもので楽しくドーナツ作りをしよう!
ドーナツ作りは、専用の型がなくても家にあるもので十分に楽しめます。
揚げタイプなら、手で丸めたり、スプーンで落としたりと自由なスタイルで作れます。
焼きタイプは、アルミホイルやお菓子用の型を使ってきれいに仕上げることができます。
ただし、大きすぎる型や電子レンジに使えない素材には気をつけましょう。
工夫しながら安全に作れば、初めてでもおいしいドーナツが作れます。
週末のおやつや、お子さんとのクッキングタイムに、ぜひお試しください♪