結婚式に向けてご祝儀袋を準備していたものの、中袋が付いていなかったり、誤って書き損じてしまったりすることは珍しくありません。
特に、ご祝儀を入れる作業は式の直前に慌てて行うことが多いため、予想外のミスに焦ることもあります。
しかし、ご祝儀袋の中袋が不足していても、適切な対処法を知っていれば落ち着いて対応できます。
文房具店や100円ショップで中袋を単品購入できるほか、白無地の封筒やコピー用紙を代用することも可能です。
今回は、ご祝儀袋の中袋を紛失したり書き間違えたりした場合の解決策を詳しく解説します。
ご祝儀袋の中袋が足りない・間違えたときの対処法
ご祝儀袋は「お祝いの気持ちを込めて包む」という意味があり、中袋とセットで使うのが一般的です。
そのため、できるだけ中袋を用意するのがマナーですが、万が一不足している場合は、以下の方法で対処しましょう。
◎ 中袋のみを購入する
中袋単体は文房具店や100円ショップで販売されていることが多く、「白無地の金封袋」として探すと見つかりやすいです。
郵便番号欄のないものを選ぶと、ご祝儀袋の中袋として適しています。
◎ 新しいご祝儀袋を購入する
中袋付きのご祝儀袋を購入し、必要な部分だけ使う方法もあります。
書き間違えのリスクを考慮し、予備のご祝儀袋を準備しておくと安心です。
◎ 代用品を活用する
手元に適切な中袋がない場合、半紙やコピー用紙を折りたたんで即席の中袋として使うことも可能です。
見た目が整っていれば、代用品でも失礼に当たることはほぼありません。
自分の状況に合った方法を選び、落ち着いて対応しましょう。
ご祝儀袋の中袋のみはコンビニで買える?
結婚式の直前に中袋が足りないことに気づいた場合、コンビニで購入できるか気になるところです。
しかし、ほとんどのコンビニでは、中袋単体での取り扱いはありません。
一方、コンビニではご祝儀袋のセットが販売されていることが多いため、急ぎの場合は新しいご祝儀袋を購入するのも一つの方法です。
また、代用品として使える白い封筒が置いてある場合もあるため、確認してみると良いでしょう。
中袋は、結婚祝いだけでなく出産祝いや入学祝いなど、様々な場面で使われます。
日頃から100円ショップや文房具店で白無地の封筒を買い置きしておくと、いざというときに役立ちます。
新しい中袋付きのご祝儀袋を購入する際のポイント
新しくご祝儀袋を購入する場合、次のポイントに注意しましょう。
◎ 中袋がセットになっているか確認する
ご祝儀袋の中には、中袋が付属していないタイプもあるため、購入前にセット内容をしっかり確認しましょう。
◎ 予備を用意しておく
書き間違いや、複数のご祝儀が必要になる可能性を考え、あらかじめ余分に用意しておくと安心です。
◎ 購入場所をチェックする
ご祝儀袋は文房具店、100円ショップ、コンビニ、書店などで購入できます。
高級なものが必要な場合は、デパートや専門店を利用するのもおすすめです。
半紙やコピー用紙を使った中袋の代用品
ご祝儀袋の中袋がない場合、半紙やコピー用紙を折って代用することができます。
伝統的には奉書紙を使うのが正式とされていますが、現代ではコピー用紙でも問題ないと考えられています。
重要なのは、丁寧に折り、心を込めて包むことです。
代用品として使う場合、紙の折り方に注意しましょう。
半紙やコピー用紙を適切なサイズにカットし、折りたたむことで、簡易的な中袋を作ることができます。
ご祝儀袋に入れるお札の正しい向き
お祝い事でご祝儀を渡す際、お札の向きにも気を配る必要があります。
以下のルールに従って正しく配置しましょう。
シーン | お札の向き |
---|---|
結婚式・お祝い事 | 肖像画を表に向け、上側にする |
お葬式・弔事 | 肖像画を裏に向け、下側にする |
ご祝儀袋の中袋を代用する場合でも、適切な向きでお札を包むことを忘れないようにしましょう。
半紙やコピー用紙の折り方
◎ 半紙を使う場合
半紙(33.4cm×24.2cm)は大きめのサイズなので、折り方の選択肢が広がります。
弔事用では、右下が欠けるように折ることが一般的です。
折り終えた後に180度回転させると、上下が正しい向きになります。
◎ コピー用紙を使う場合
A4サイズのコピー用紙(29.7cm×21cm)は半紙より小さいため、左上を欠けさせる折り方が適しています。
これにより、ご祝儀袋に収まりやすくなります。
いずれの方法でも、丁寧に折りたたむことが大切です。
【まとめ】
ご祝儀袋の中袋がない・書き損じた場合でも、冷静に対応すれば問題ありません。
以下の方法を参考に、自分に合った解決策を選びましょう。
- 中袋を単品購入する(文房具店や100円ショップで入手可能)
- 新しいご祝儀袋を購入する(コンビニなどで手に入る)
- 半紙やコピー用紙で代用する(丁寧に折って作成)
また、ご祝儀を持参する際は、袱紗(ふくさ)を使うのがマナーとされています。
袱紗に包んで持ち運ぶことで、格式ある場面にふさわしい印象を与えられます。
不測の事態に備え、事前に準備しておくと安心です。
適切な対処法を知っていれば、どんな状況でも落ち着いて対応できるでしょう。