近年、地震や台風、集中豪雨などの自然災害が頻発し、いつどこで何が起こるかわからない時代になっています。
そんな中、いざというときに慌てずに対処するためには、必要な情報を事前に知っておくことがとても大切です。
「117」の時報サービスは多くの人に知られていますが、実はそれ以外にも、知っておくと役立つ3桁の電話番号がたくさんあります。
スマートフォンが普及した今でも、これらの番号は生活を支える重要なライフラインの一つです。
そこで今回は、「緊急時」「災害時」「日常生活のトラブル」「便利なサービス」の4つのカテゴリに分けて、覚えておくと安心な3桁の電話番号を詳しく紹介します。
この機会に、ぜひ重要な番号をチェックしてみましょう!
いざというときのために!絶対に覚えておきたい3つの緊急電話番号
万が一の事故や災害に備え、すぐに通報できるように、最も重要な3つの電話番号を把握しておきましょう。
110番(警察への通報)
事件や事故に巻き込まれたり、犯罪を目撃した際に警察へ通報するための番号です。
通報は無料で、24時間365日対応しています。
【こんなときに使える!】
- ひったくりや窃盗などの犯罪を目撃した
- 交通事故に遭遇した、または目撃した
- 自宅に不審者がいる、または近所で不審な人物を見かけた
- ストーカー被害にあっている
- 暴力やケンカなどのトラブルが起きている
警察に通報する際は、「いつ・どこで・何が・誰が」を冷静に伝えることが大切です。
119番(火災・救急の通報)
火事が発生した際や、救急車を呼ぶ必要があるときに使用する番号です。
消防や救急は迅速に対応する必要があるため、通報時には正確な情報を伝えましょう。
【通報時に必要な情報】
- 火事や事故の発生場所(住所や目印となる建物など)
- けが人や病人の状態(意識の有無・呼吸や出血の有無)
- 発生した状況(どのように火が出たのか、どんな症状があるのか)
【具体的な利用例】
- 近所から煙や炎が見えた
- 突然の心臓発作や呼吸困難
- 交通事故で大けがをした
- 意識がなく倒れている人を発見した
119番への通報は、いたずら電話や不要な要請をしないように注意が必要です。
緊急時のみ利用し、適切な情報を的確に伝えましょう。
118番(海上保安庁への通報)
海での事故や犯罪、トラブルが発生した際に海上保安庁へ通報できる番号です。
【こんなときに使える!】
- 海水浴中に溺れている人を見かけた
- 密漁や違法な漁業を目撃した
- 不審な船舶が海上を航行している
- 油の流出や環境汚染を発見した
- プレジャーボートが漂流している
海上でのトラブルは、陸上と違ってすぐに助けが来るとは限りません。
迅速な通報が、事故の拡大を防ぐ大切な手段となります。
災害発生時に役立つ!安否確認・気象情報の電話番号
大規模災害が発生すると、電話やインターネットの通信が一時的に途絶えることがあります。
そんなときに役立つのが、安否確認や最新の気象情報を取得できる電話番号です。
171番(災害用伝言ダイヤル)
地震や台風などの災害時に、自分の安否情報を音声で録音・再生できるサービスです。
携帯電話や固定電話から利用でき、多くの人が安否を確認する際に活用されます。
【利用方法】
- 171にダイヤル
- 「1」を押して伝言を録音、または「2」を押して伝言を再生
- 安否を知りたい人の電話番号を入力(市外局番から)
- 音声メッセージを録音または確認
家族や知人と連絡が取れない場合、このサービスを活用しましょう。
ただし、録音できる時間は30秒以内なので、簡潔に伝えることが大切です。
177番(気象情報の確認)
気象庁が提供する天気予報を音声で聞けるサービスです。
電話をかけた地域の天気予報が流れるため、災害時の備えに役立ちます。
【こんなときに便利!】
- 台風や豪雨の接近情報を確認したい
- 旅行や外出時に天候をチェックしたい
- 土砂災害や洪水警報が発令されているか知りたい
最近ではスマートフォン向けの防災アプリや、自治体が配信する防災メールも活用されています。
複数の情報源を活用して、正確な情報を得ることが重要です。
【まとめ】
いざというときに役立つ3桁の電話番号を紹介しました。
緊急時には、適切な番号をすぐに思い出せるようにしておくことが大切です。
【大切なポイント】
- スマホのメモ帳に登録する
- 家族と一緒に確認しておく
- 冷蔵庫や玄関など見えやすい場所にメモを貼る
特に緊急通報用の番号は、誰でもすぐに使えるようにしておきましょう。
この機会に、重要な番号をしっかりチェックし、もしものときに備えてくださいね!